ガラスのトラブル~熱割れについて~

ガラスは、比熱(※)や熱膨張率が大きい、つまり比較的温度の影響を受けやすい材料です。
したがって、「熱割れ」という特有のトラブルを起こすことがあります。

※比熱・・・一般に物質1gの温度を1上昇させるのに必要な熱量(J)のことを言います。


1枚のガラスのなかで、日陰や差し枠内で冷えた部分と
日光の熱を吸収して高温にある部分が出てきたとすると
縁の低温部が熱膨張するガラスを圧迫するために周辺部に引っ張る力が発生します。

この力がガラスの持つ強度を超えてしまうとひび割れができてしまうわけです。
温度差の大きくなる熱線吸収ガラスや、ワイヤーグラス(網入り板ガラス)は熱割れのリスクが比較的高いと考えられています。

 

熱割れは冬場の晴天の午前中、南面での発生率が高いとされていますが
これは、夜間にサッシのなかで冷えた縁に対して、日射量が最大となる午前にガラス中央部が熱を吸収して膨張するために起こります。

特にカーテンや家具、段ボール箱などがガラスにぴったりとくっついて通気しにくい場所は注意してください。
一方、クーラーの冷風や暖房の熱風が直接ガラスに当たる場合にも同じようなリスクがありますので、注意が必要です。

 

 

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